理解できていない問題を詰め込もうとする原因は
◾️宿題に追われて余裕がない状況
そして
◾️次のテストまで時間がない状況
この2つが原因で起こります。
無理矢理詰め込むことの弊害は
◾️今だけ、解ければ良いと解法の丸暗記に走ってしまう。
→その場しのぎの勉強です。短期記憶で終わり、長期記憶とはならない。
◾️勉強が頭を使わない作業になる。
→入試本番で必要なものは思考して解決の糸口を探すことです。
脳に汗をかかない学習では、入試本番で手が止まります。
◾️問題が理解できた解けたという達成感がない。
→かみ砕かずに、丸のみした解法暗記では、「なんとなく解けた」で終わってしまう。
自力で解けたというよりも、答えがなんとなく出たとう感覚。
これでは達成感は生まれません。
◾️勉強に対すモチベーションが低下する。
→達成感が生まれないことと関連しますが、頭を使わない、機械的な単純な学習では意欲が湧きませんよね。
◾️消化できていないので、ひねられると解けない。
→条件反射的な学習の最大の欠点はここです。
文章を少し変えらただけで、思考が停止します。
解決策としては
◾️やるべき内容に優先順位をつけましょう。
◾️あれもこれもと欲張ることをやめましょう。
◾️重要でない問題は保留する勇気をもちましょう。
子供の発達段階を理解できるのは保護者です。
適切な質、量の問題を取捨選択できるのも保護者です。
中学受験は短距離走ではありません。
長距離走ですね。
短期的な目標(週テスト等)にウエイトを置きすぎると
上記の弊害に陥ります。
目標は志望校合格ですよね。
極論すれば入試当日、
目の前の問題が解けるようになれば良いのですよね。
入試当日、目の前の問題を解けるようになるには
いま、何が必要な学習で、何が不要な学習なのか
見極めていきたいですね。